詩・タイトル

詩や舞台タイトルなどをご紹介しています。

舞踏家 舘形比呂一氏のサイトのことば

 

 

-WEBSITE開設に寄せて-

 

 

 

花びらと棘。


光と闇。


微笑みと蔑み。


本音と戯言。

 

無心と邪心。

 

舘形比呂一。


ガラスの小瓶から

流れ出た美しい毒。


官能の森へと誘う
禁断の滴。

 

  

 

-ことば-

中島公次

 


舞踏家 舘形比呂一氏の公演2013年8月

「TSURU~鶴の怨がえし~」

 

 

   

第一章 ~復讐~  罠にかかった狩人

 

  

第二章 ~獲物~  仮初の想い人

 

  

第三章 ~愛情~  泡沫のときめき

 

  

第四章 ~宿命~  凍りつくぬくもり

 

  

第五章 ~別離~  光さす千切れ雲

   

 

-ことば-

中島公次

 


舞踏家 舘形比呂一氏の公演2012年6月

「AKAZUKIN~黒い森の女~」

 

 

 

第一章 ~誕生~  ぬかるみの芽生え

 


第二章 ~愛情~  薄日の微笑み

 


第三章 ~宿命~  白昼の暗闇

 


第四章 ~挑戦~  独りぼっちの狼煙

 


第五章 ~確信~  新しい道標

 

 

 

 

-ことば-

中島公次

 

※各章タイトルを制作

 


舞踏家 舘形比呂一氏の公演2010年6月

 

 

YODAKA 水たまりの中の星

 

 

 

わたしの心に降る雨が

 

小さな水たまりをつくるとき。

 

きまってその中に現れる。

 


その星は、ちょっと風が吹けば

 

泣き崩れるようにして

 

姿を消してしまうけれど。

 

 

わたしを照らし励まし続けてくれる星。

 

 

あの物語の、よだかのように

 

いまもわたしの胸に輝く星。

 

 

-ことば-

中島公次

 


舞踏家 舘形比呂一氏の公演2009年10月

 

 

MORIO 森生 ~共生~

 

 

 

何気ない毎日が流れている。

 

 

いたずらに自然の摂理に抗い、


山を削り、鳥や虫の棲家を潰す。

 

 

そんなエゴに満ちた何気ない毎日が。

 

 

人間は、いつからそんなに高慢になったのだろう。

 

 

不吉な烏、醜い芋虫、おぞましい文様の蛾。

 

 

彼らが望んでもいない飾り言葉を勝手につけたのも、


すべて人間だ。

 

 

彼らが流す涙も、嗚咽と共に漏らす恨み言も、

 

人間には届いていない。

 


嗚呼、あの日に帰りたい。

 

 

鳥と共に歌い、虫と戯れたあの日に。

 

 

そして、もう一度、彼らと共に生きていきたい。

 

 

地球がわたしたちに鉄槌を下す前に。

 

 

 

-ことば-

中島公次

 


舞踏家 舘形比呂一氏の公演2004年5月・6月

 

 

毒蜘蛛 ~タランチュラ~

 

 

 

母が父を殺し、

 

子が母を殺す。

 

 

死の上にしか成り立たぬ命。

 

 

それは、我が宿業。

 

 

祝福なき闇に生まれて、

 

  死がわたしに微笑むまでは、

 

  この忌まわしき

 

  生い立ちを受け入れて

 

  己の軌跡を描き続けたい。

 

 

嘆きも

 

恨みも

 

哀しみもなく、

 

ただ踊り狂うだけ。

   

 

-ことば-

中島公次

 


舞踏家 舘形比呂一氏の公演2002年5月・6月

 

 

「汚れなき痴人」 ~五感のおもむくままに~

 

 

 

第一章 盗まれた処方箋

 

 

第二章 木霊の空音

 

 

第三章 迷走する触覚

 

 

第四章 鏡の中の真実

 

 

第五章 風を得た馨り

 

 

 

-ことば-

中島公次

 


舞踏家 舘形比呂一氏の公演2000年9月・10月

 

 

羽 化


~蜉蝣の躊躇い~

 

 

 

-タイトル-

中島公次

 


舞踏家 舘形比呂一氏の公演2000年7月

 

 

「風(fuu)~背反の寓話~」

 

 

 

第一章 誘/yuu 天帝の悪戯

 

 

第二章 遇/guu 硝子の封印

 

 

第三章 痛/tuu 冷めた晩餐

 

 

第四章 趨/suu 逆鱗への接吻

 

 

第五章 空/kuu 罅割れた嗤い声

 

 

 

-ことば-

中島公次

 


舘形比呂一氏・長嶺ヤス子氏の公演2000年2月

 

 

「朱色の細胞」

 

 

第一章 ~寂滅~ 漆黒の別離

 

 

第二章 ~誕生~ 朱に生まれし宿命

 

 

第三章 ~萌芽~ 彼は誰時野の揺籃

 

 

第四章 ~分裂~ 喧騒の間

 

 

第五章 ~自立~ 雨夜のひとり宴

 

 

第六章 ~共生~ 壁超える言の葉

 

 

 

-ことば-

中島公次

 

※各章タイトルを制作