詩や舞台タイトルなどをご紹介しています。
-WEBSITE開設に寄せて-
花びらと棘。
光と闇。
微笑みと蔑み。
本音と戯言。
無心と邪心。
舘形比呂一。
ガラスの小瓶から
流れ出た美しい毒。
官能の森へと誘う
禁断の滴。
-ことば-
中島公次
「TSURU~鶴の怨がえし~」
第一章 ~復讐~ 罠にかかった狩人
第二章 ~獲物~ 仮初の想い人
第三章 ~愛情~ 泡沫のときめき
第四章 ~宿命~ 凍りつくぬくもり
第五章 ~別離~ 光さす千切れ雲
-ことば-
中島公次
「AKAZUKIN~黒い森の女~」
第一章 ~誕生~ ぬかるみの芽生え
第二章 ~愛情~ 薄日の微笑み
第三章 ~宿命~ 白昼の暗闇
第四章 ~挑戦~ 独りぼっちの狼煙
第五章 ~確信~ 新しい道標
-ことば-
中島公次
※各章タイトルを制作
YODAKA 水たまりの中の星
わたしの心に降る雨が
小さな水たまりをつくるとき。
きまってその中に現れる。
その星は、ちょっと風が吹けば
泣き崩れるようにして
姿を消してしまうけれど。
わたしを照らし励まし続けてくれる星。
あの物語の、よだかのように
いまもわたしの胸に輝く星。
-ことば-
中島公次
MORIO 森生 ~共生~
何気ない毎日が流れている。
いたずらに自然の摂理に抗い、
山を削り、鳥や虫の棲家を潰す。
そんなエゴに満ちた何気ない毎日が。
人間は、いつからそんなに高慢になったのだろう。
不吉な烏、醜い芋虫、おぞましい文様の蛾。
彼らが望んでもいない飾り言葉を勝手につけたのも、
すべて人間だ。
彼らが流す涙も、嗚咽と共に漏らす恨み言も、
人間には届いていない。
嗚呼、あの日に帰りたい。
鳥と共に歌い、虫と戯れたあの日に。
そして、もう一度、彼らと共に生きていきたい。
地球がわたしたちに鉄槌を下す前に。
-ことば-
中島公次
毒蜘蛛 ~タランチュラ~
母が父を殺し、
子が母を殺す。
死の上にしか成り立たぬ命。
それは、我が宿業。
祝福なき闇に生まれて、
死がわたしに微笑むまでは、
この忌まわしき
生い立ちを受け入れて
己の軌跡を描き続けたい。
嘆きも
恨みも
哀しみもなく、
ただ踊り狂うだけ。
-ことば-
中島公次
「汚れなき痴人」 ~五感のおもむくままに~
第一章 盗まれた処方箋
第二章 木霊の空音
第三章 迷走する触覚
第四章 鏡の中の真実
第五章 風を得た馨り
-ことば-
中島公次
羽 化
~蜉蝣の躊躇い~
-タイトル-
中島公次
「風(fuu)~背反の寓話~」
第一章 誘/yuu 天帝の悪戯
第二章 遇/guu 硝子の封印
第三章 痛/tuu 冷めた晩餐
第四章 趨/suu 逆鱗への接吻
第五章 空/kuu 罅割れた嗤い声
-ことば-
中島公次
「朱色の細胞」
第一章 ~寂滅~ 漆黒の別離
第二章 ~誕生~ 朱に生まれし宿命
第三章 ~萌芽~ 彼は誰時野の揺籃
第四章 ~分裂~ 喧騒の間
第五章 ~自立~ 雨夜のひとり宴
第六章 ~共生~ 壁超える言の葉
-ことば-
中島公次
※各章タイトルを制作