広告に対する七つの考え

広告について日頃から考えていることをまとめました。

1.広告は「おもてなし」。 

広告はお客様との大切な接点であり、この接点でのメッセ―ジは発信者の「おもてなし」そのものと考えています。ここでの応対がよくないと、商品やサービスの研究・調査・企画・開発・物流といったそれまでの努力がすべて水の泡になってしまいます。人を介しての接客と同様、広告で心地よくお客様をもてなす。「読んでよかった」とか「見て気持ちがよくなった」と思っていただけるような広告を、ご依頼主様と一緒に考えます。 

 

2.広告は「営業」。 

広告は、営業マンの替わりに営業してくれます。セールストークの替わりにメインビジュアルとキャッチフレーズがお客様の気持ちをひきつけ、ボディコピーと呼ばれる本文で商品やサービス、イベントなどの魅力を伝えます。でも、お客様をその気にさせる営業マンとできない営業マンがいるように、広告にもいい広告と残念な広告があります。好印象で気が利き、お客様をその気にさせる。そんな営業マンのような広告が理想です。

  

3.広告は「ラブレター」。

広告は、一方的な想いの押し付けです。相手が自分のことを好きかどうかはわからないにも関わらず、「振り向いてほしい」とか「好きになってほしい」という想いを込めてラブレターをしたためます。どんな風にしたら気を惹くことができるか、どんなことばで語りかけたらいいのか? 「好きです」とストレートに言って願いが叶うほど甘いものではありません。競争相手もたくさんいます。だから作戦を練り、知恵を絞ります。両思いになるその日を夢見て。

 

4.広告は「入口」。 

広告は、見た人や読んだ人が何かの反応することを目的としています。ポスターを見た人がもっと深い内容を知りたくてウェブにアクセスするとか。チラシを手にした人が店頭や会場まで足を運んだり、問い合わせの電話をかけたりするとか。広告をきっかけに、対象者に行動を促して、こちら側の意図した導線にのせる。その導線にのるまでの仕掛けを考えたり、入りやすいように入口を整えたりする。これも中島事務所の仕事です。

  

5.広告は「教室」。 

広告をつくる過程において、広告制作者はたくさんのことを学びます。ご依頼主様から業界動向や顧客特性、商品の開発秘話などをお聞きするときは、いつも心がワクワクします。一方、ご依頼主様も外部の人間からの素朴な疑問に答えることで、意外な盲点の存在に気づかされることも少なくありません。広告は完成品だけでなく、つくる過程も「教室」としての価値がある。そして、この「教室」で得た学びは、ビジネスのさまざまな場面で役に立つ。そう信じています。

 

6.広告は「ステージ」。 

広告は、商品やサービス、企業哲学などを披露する「ステージ」です。でも、お客様は無料で見ることができるので、真剣に見てくれないかも知れません。他社は豪華な舞台装置を用意するかも知れないし、有名人を起用するかも知れません。そんな中での上演です。何にスポットライトを当てればいいのか、どう演出すればいいのか? ご依頼主様の晴れ舞台が満員御礼になることをめざして、中島事務所は裏方としてお手伝いいたします。

 

7.広告は「自慢話」。 

広告は、企業や店舗などの「自慢話」です。「わが社はすごい技術を持っている」とか「当店のメニューはこんなにおいしい」とか、自惚れを第三者であるお客様に紹介するわけです。不用意に言ってしまうと、嫌われることは必定です。だれも他人の「自慢話」など聞きたくありません。だから、工夫が必要です。聞く人に嫌がられず、好感や共感が生まれるような《翻訳》という工夫が。中島事務所に思う存分、自慢話をお聞かせください。ご依頼主様の思いを《翻訳》してお客様にお伝えします。


◆仕事についての考え方「三つの視点」はこちら⇒クリック

◆業務内容はこちら⇒クリック